日本特殊車輌協会(JSVA)には、自動車の改造申請や各種試験、技術検討に関する多くのお問い合わせをいただいています。
ここでは、これまでに多く寄せられている質問と回答を掲載しています。

強度証明とは何ですか?

強度証明とは、自動車の改造によって車両構造に影響がある場合に、その部分が安全性を確保していることを技術的に証明するものです。

強度証明の方法には次のようなものがあります。

・構造計算
・FEM解析(有限要素解析)
・実車による強度試験
・ひずみ測定試験

必ずしも強度試験が必要になるわけではなく、改造内容によって適切な方法を選択します。

強度証明と強度試験は同じものですか?

同じではありません。

「強度証明」は安全性を証明するための方法の総称であり、その方法の一つが「強度試験」です。

例えば次の方法でも強度証明は可能です。

・構造計算
・FEM解析
・既存データの引用
・同一加工証明

改造内容によっては試験を行わず、計算のみで証明できる場合もあります。

モノコックボディに穴を開ける改造は可能ですか?

可能な場合があります。

ただし、モノコックボディは車体そのものが構造体となっているため、開口加工を行う場合は車体強度への影響を検討する必要があります。

そのため

・補強設計
・強度計算
・ひずみ測定試験

などを行い、安全性を確認する場合があります。

改造申請とは何ですか?

改造申請とは、車両の構造や装置を変更した場合に、道路運送車両法に基づき運輸支局で行う手続きです。

例えば次のような場合に必要になることがあります。

・座席の追加
・キャンピングカー架装
・車体寸法の変更
・特殊用途自動車への変更
・トレーラーの製作

改造内容によっては技術資料や強度証明が必要になります。

個人でも相談できますか?

はい、可能です。

個人ユーザーの改造車両についても、次のようなご相談に対応しています。

・改造申請の書類作成
・強度計算
・保安基準適合の検討
・技術資料作成

内容によっては整備事業者や架装メーカーとの連携が必要になる場合があります。

試験はどのようなものがありますか?

JSVAでは、改造車両や特殊用途自動車に関する様々な試験に対応しています。

主な試験

・モノコックボディひずみ測定試験
・制動試験
・排出ガス試験
・座席強度試験
・座席ベルト取付強度試験
・ドアラッチ試験
・後写鏡視界試験
・後退時後部確認装置試験
・前方視界試験

改造内容に応じて必要な試験を検討します。

並行輸入車の登録はできますか?

車両の仕様によっては可能です。

並行輸入車や日本国内で型式認証を取得していない車両については、日本の保安基準に適合していることを確認する必要があります。

そのため

・各種試験
・技術資料作成
・保安基準適合検討

などを行い、国内登録をサポートしています。

相談はどのようにすれば良いですか?

改造申請、強度証明、特殊用途自動車の技術検討などについてのご相談は、お問い合わせページよりご連絡ください。

改造内容や車両の仕様が分かる資料があると、より具体的な回答が可能です。